赤口に出願するのは縁起が悪い?願書と日柄の関係性&考え方について

大学などの受験を控え、いよいよ手続きをしようとしたらカレンダーが赤口だったと気づき、焦った経験はありませんか。
大切な日に縁起の悪いお日柄が重なると、どうしても不安になってしまうものですよね。
特に赤口に出願する時間はどうすべきなのか、また赤口の出願で願書を郵送しても大丈夫なのかといった疑問を抱える方は多いです。
赤口に出願する受験生の皆さんが少しでも安心して本番に臨めるよう、この記事では六曜の歴史的な背景や、現代での正しい捉え方を紐解いていきます。
お日柄を気にしすぎて本来の準備がおろそかにならないためのヒントをお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 赤口というお日柄の本当の意味と歴史的な由来
- 受験や学校への出願において六曜を気にしなくてもよい理由
- 赤口の日に願書を郵送する際の実務的な注意点と消印の扱い
- 縁起の悪さを吹き飛ばして運気を引き寄せる具体的なゲン担ぎ
赤口での出願は本当に凶?迷信を打ち破る新常識
赤口といえば「火の元や刃物に注意」や「お祝い事には不向き」といったネガティブなイメージが強いですよね。
しかし、本当に赤口に出願を行うと悪い結果を招くのでしょうか。
ここでは、赤口のルーツや六曜の本来の意味を深掘りしながら、現代の受験生がどう向き合うべきか、その新常識について詳しく解説していきます。
大学の願書提出で六曜を気にしなくて良い理由
結論から言うと、大学や専門学校への願書提出において、六曜を気にする必要は全くありません。
六曜はあくまでも「占い」の一種
なぜなら、六曜はあくまでも暦に当てはめられた「占い」の一種であり、日本の公的な制度や教育機関の審査基準とは一切無関係だからです。
学校側が合否を決定するのは、受験生本人の学力や面接での評価、これまでの努力の成果であって、「いつ願書が届いたか(六曜のどの日だったか)」で点数が変わることはあり得ません。
私自身も色々な暦の歴史に興味を持って調べていますが、知れば知るほど、六曜に科学的な根拠はないことがわかります。
(出典:六曜の歴史と意味をわかりやすく解説!冠婚葬祭での活用方法も紹介|お役立ちコラム(株式会社ハーモニック))
一番の不吉は「期限に間に合わないこと」
「縁起が悪いから」と提出を遅らせて、万が一締め切りに間に合わなくなってしまっては本末転倒です。
一番の不吉は、チャンスそのものを逃してしまうことですよね。
受験はタイミングと準備が命。
カレンダーの色に惑わされて、自らそのタイミングを逃すようなことは避けたいところです。
赤口の意味とは?由来から知る出願への影響
赤口(しゃっこう・しゃっく)は、六曜のなかでも特に警戒されることが多いお日柄です。
ただ恐れるだけでなく、まずはその歴史的な成り立ちを知っておきましょう。
陰陽道から伝わる「赤舌日」の恐れ
その由来を辿ると、古代中国の陰陽道における「赤舌日(しゃくぜつにち)」という凶日に行き着きます。
この日は、荒ぶる鬼神が人間社会に干渉して災厄をもたらすと信じられていました。
(出典:六曜の意味と日取りの基本|製品まめ知識(株式会社ハート))
「赤」と「口」がもたらす連想
また、「赤」という漢字が血や火事などを連想させ、「口」という字が言葉による災い(口論や争いごと)を連想させるため、何か新しいことを宣言したり、権利を主張したりする「出願」という行為には不向きだとされてきた背景があります。
言葉を慎むべき日とされていたからこそ、書類を提出して審査を仰ぐような行為が敬遠されるようになったのですね。
【豆知識】
古くは、この鬼神が支配する日には訴訟や契約などの公的な手続きが避けられていました。
現代で私たちが「願書を出すのはやめておこうかな」と感じる心理も、実はこうした遠い昔の風習の名残だと言えますね。
赤口と仏滅の比較!出願における縁起の捉え方
六曜の中で「凶」とされる日といえば、赤口のほかに仏滅(ぶつめつ)があります。
出願のタイミングを考える際、この二つがどのように捉えられているか比較してみましょう。
| 六曜 | 出願における一般的な捉え方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 赤口 | 「火」や「口(争い)」を連想するため心理的抵抗が強い | 11時〜13時のみ吉とされる |
| 仏滅 | 「物が滅する日」として終日凶とされる | 一度リセットして「再出発」するという前向きな解釈もある |
このように、赤口は具体的な災難のイメージが強いため、心理的な怖さでは仏滅を凌ぐとも言われています。
しかし、どちらも単なる暦注の一つに過ぎません。
あまり神経質になりすぎず、自分のペースで手続きを進めるのが一番かなと思います。
願書の郵送で赤口を避けるより大事な消印のルール
願書を郵送する際、「どうしても赤口の消印になるのは避けたい」と考える方もいるかもしれません。
しかし、お日柄以上に絶対に守らなければならないのが各学校が定める提出期限とルールです。
【注意・デメリット】出願期限の確認事項
大学の出願には、大きく分けて「消印有効」と「必着」の2パターンがあります。
大安を待って投函を遅らせた結果、「必着」の期限に間に合わなければ元も子もありません。
これらは読者の人生に影響を与える可能性のある重要な情報です。
ここで紹介するスケジュールはあくまで一般的な目安ですので、正確な情報は必ず志望校の公式サイトや募集要項をご確認ください。
また、個別の配達日数などに関する最終的な判断は、郵便局などの専門家(窓口)にご相談ください。
確実な発送方法を選ぶことの重要性
赤口を避けるためにポスト投函をギリギリまで遅らせるよりも、確実な日時に郵便局の窓口へ足を運び、指定された方法で安全に発送することの方が、結果的に受験生の安心に繋がります。
たとえば出願時は、送達の記録が残る「簡易書留」などを利用することが一般的です。
お日柄にこだわるあまり不確実な送り方をしてしまう方が、よほど不安ですよね。
赤口の日の出願時間は正午前後が吉とされる背景
迷信だと分かっていても、それでも赤口に出願するのは気がひける、という場合にも対策があります。
午の刻(うまのこく)のパワーを活用する
赤口は一日中ずっと凶というわけではなく、午前11時頃から午後1時頃までの約2時間(正午前後)だけは「吉」とされているんです。
これは陰陽五行説において、この時間帯(午の刻)が一日の中で最も太陽のエネルギー(陽の気)が強まり、赤口の負のパワーを打ち消してくれるからだと解釈されています。
もし気休めでもお日柄を良くしたいなら、このお昼の時間帯を狙って郵便局の窓口に行ったり、オンライン出願の送信ボタンを押したりするのがおすすめですね。
(出典:六曜(ろくよう)とは?六曜の意味・仏教との関係は?|コラム(株式会社滝本仏光堂))
お日柄よりも書類の不備を無くすことが合格への近道
赤口は「口(言葉)」によるトラブルが起きやすい日だとも言われます。
だからこそ、お日柄を嘆くよりも、その時間を書類の最終チェックに充てましょう。
ダブルチェックでリスクを完全排除
誤字脱字はないか、印鑑は綺麗に押せているか、必要な証明書類は全て揃っているか。
こうした「不備によるトラブルの火種」を徹底的に排除することこそが、最高のリスクヘッジになります。
完璧に整えられた願書は、それだけで受験生の自信になり、合格への大きな一歩となるはずです。
不安な時は、家族や先生にもう一度見てもらうなど、ダブルチェックを徹底してみてください。
迷信を味方に!赤口の出願で運気を上げるゲン担ぎ
「六曜は気にしなくていい」と頭では分かっていても、人生の大勝負である受験においては、少しでも良い運気を引き寄せたいと思うのが親心であり、受験生の心理ですよね。
そこでここからは、赤口という日を逆手に取り、前向きな気持ちで出願を完了させるための具体的なゲン担ぎやアプローチ方法をご紹介します。
天赦日や一粒万倍日が重なる赤口はチャンスの日
もし出願予定の赤口が、他の強力な吉日と重なっていたらラッキーです。
日本の暦には、六曜以外にも様々な吉日が存在します。
- 天赦日(てんしゃび):天が万物の罪を許す日。年に数回しかない最上の大吉日。
- 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび):一粒の籾が万倍にも実るとされる、新しいスタートに最適な日。
これらの吉日が赤口と重なっている場合、「赤口の不吉さ」よりも「天赦日の素晴らしいパワー」の方が上回ると解釈されることが多いです。
「今日は一粒万倍日だから絶対に大丈夫!」と、自分が信じたいポジティブな暦だけを心の支えにしてしまいましょう。
(出典:最強開運日、一粒万倍日とは?天赦日と重なる日も紹介|SKYWARD+(日本航空株式会社))
太陽の光を浴びる早朝の行動が幸運を呼び込む
先ほど「赤口は11時〜13時が吉」とお伝えしましたが、実は神道的な考え方を取り入れるなら、時間帯の縛りからもっと自由になれます。
朝の光で心身をリセット
神道においては、生命力に溢れる「朝日」が昇る時間帯からの活動が最も推奨されるからです。
赤口の正午という枠組みにとらわれず、早朝の清々しい空気の中で身支度を整え、太陽の光をたっぷり浴びてから出願に向かう。
これだけで、心身が浄化され、すがすがしい気持ちで受験という大きな壁に向かっていけるような気がしませんか。
神道的な視点から見る赤口と合格祈願の関係性
よく受験生は神社へ合格祈願に行きますが、神社の神職の方々に言わせると、六曜は神道(神社)の教えとは全く関係のないものです。
神様はカレンダーではなく「姿勢」を見ている
神様にお祈りをしたり、絵馬を書いたりする際に「今日は赤口だから神様が聞いてくれないかも…」なんて心配は無用です。
大事なのは、いつ行くかではなく、どれだけ真摯な気持ちで神様に向き合い、自分自身の努力を誓うかです。
神様は、カレンダーの文字ではなく、皆さんの頑張る姿勢をしっかりと見てくれていますよ。
窓口担当者への丁寧な挨拶がトラブルを防ぐ秘訣
赤口は争いごとを避けるべき日とされているからこそ、普段以上に周囲への気配りを意識してみましょう。
コミュニケーションが運気を変える
たとえば、願書を提出する郵便局の窓口で「よろしくお願いします」と笑顔で丁寧に挨拶をするだけで、お互いに気持ちの良いコミュニケーションが生まれます。
運気というものは、最終的には自分自身の行動や人との関わり合い(徳を積むこと)から作られていくものだと私は思っています。
迷信を恐れるのではなく、迷信を「丁寧に振る舞うための戒め」として活用すれば、結果的にトラブルを遠ざけることができます。
迷信を逆手に取って赤口の出願を完璧に完了しよう
いかがでしたでしょうか。
赤口という言葉の響きや由来には確かに少し怖い部分もありますが、それを知った上で合理的に行動すれば、全く恐れる必要はありません。
いざ、前向きな気持ちでスタートラインへ
出願はゴールではなく、あくまで受験本番に向けたスタートラインです。
お日柄という迷信に心を乱されることなく、万全の準備と前向きな気持ちで願書を提出してください。
ここまで頑張ってきた自分を信じることが何よりのゲン担ぎになります。
皆さんの努力が実を結び、素晴らしい春を迎えられることを心から応援しています!
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